デフォルトのPHPバージョンを確認
まず現在のPHPバージョンを「php -v」で確認してみます。
php -v
2020年3月現在だとデフォルトだとPHP5.4が使われるようです。
これではLaravelのartisanコマンドが使えないので、以下の紹介する手順でデフォルトの使用バージョンを変更することができます。
デフォルトを変更しないでも、「 /usr/bin/php7.3 artisan migrate」のように特定のPHPバージョンのパスを指定すれば実行可能ですが、毎回指定するのは結構手間です。
使いたいPHPバージョンの存在確認&パスを調べる
今回はPHP7系にしたいので、エックスサーバーで使用可能なPHPバージョンを探します。
エックスサーバーの「コマンドパス一覧」にも載っています。ページにはPHP7.3.Xまでの表記しかありませんが、「 whereis php 」で見てみるとphp7.4まで使えるようです。
whereis php
エックスサーバーのデフォルトPHPバージョンの変更手順
ここからが本題のPHPバージョンのデフォルトを変更する手順です。
①ホームディレクトリに「bin」フォルダを作成
mkdir $HOME/bin
②シンボリックリンクを作成する
今回はPHP7.3を指定しました。
ln -s /usr/bin/php7.3 $HOME/bin/php
③.bashrcにパスを通す記述を追記
ファイルを開くコマンドを実行
vi ~/.bashrc
最終行に以下を追加して保存
export PATH=$HOME/bin:$PATH
④変更内容を反映させる
source ~/.bashrc
⑤反映されているかを確認
設定した内容がしっかりと反映されているか「 php -v 」で確認し、反映されていればPHPバージョンの変更は完了です。
php -v
おまけ:Composerを1系から2系に変更
以下のサイトの通りで変更できました。2024年4月時点。